難しいとされてきた革シートの劣化対策に新たな技術が導入されました。それは、摩擦のかかるところは摩擦抵抗を低下させることによって、磨耗を防止し、またすべると運転に支障の出る箇所には、滑らないよう加工を施すという、機能性も兼ね備えたものです。ぜひお試し下さい。
自動車の革シートに限定し、劣化の原因を科学的に分析した結果、最大の原因はシート表面と衣服による摩擦であることが判明しました。その”摩擦”をテーマに研究開発されたレザープロテクトコート技術がここに完成しました。
■革シートコーティングの機能性について
レザープロテクトコートFの施工により滑らず、汗や薬品等から保護します。
レザープロテクトSの施工により、摩擦を低減させ、磨耗、ひび割れを防止します。
■コーティング断面図
当社従来品の革用クリームは、「保湿」「加脂」「うるおい」「しっとり」等の効果を目的にしてきましたが、革本体まで浸透せず、本来の性能を発揮できませんでした。
塗装幕を保護することが、革シートの最高の保護になります。
■表面磨耗テスト結果
表面磨耗強さ(テーパー式) [JIS L 1096に基づき試験する]
磨耗輪:CS-10、荷重:9.8N (1000gfに相当)、磨耗回数:2000回の条件で試験を行ったが、両試料の表面に違いが見られなかったので、さらに摩耗輪:H-18、荷重:9.8N(1000gfに相当)、摩擦階数:30回の条件で試験を行った。表面の変化について評価する。
磨耗された部分の表面が部分的に削られた。
磨耗された部分の表面が部分的に削られた。ただし、処理前より軽微であった。
- <ご注意下さい>
- 作業によっては、2,3日お車をお預かりすることとなります。代車をご用意させていただきますが、一度空き状況をご確認下さい。